KUSO文化

近頃、「KUSO」という言葉は台湾のネットでよく使われています。「庫索(ku4 suo3)」とも。意味は、う○こという意味の「くそ」ではありません。
日本語の「クソゲーム」から来た言葉だと思います。まったく面白くないゲームのは「クソゲー」ですが、あまりにも面白くなくなると、逆に異様な面白さが出てくることもよくあります*1
一頃、どうやってクソゲームの面白さを発見するのが流行りました。
そしてだんだん、「KUSO」という言葉は台湾で、「異様な面白さ」という意味があるようになりました。
三年前に、台湾最大のゲーム・アニメBBS「バハムート」では「kuso」掲示板が開設され、そのとき以来、「kuso」という言葉の日本語の意味が忘れられ、「異様な面白さ」「パロディーによる面白さ」という意味で普及されました。
台湾のネット特有の文化とも言えます。いわゆる「KUSO文化」。


例文:
地球戰士W的片頭畫面實在拍得夠kuso的!
地球戦士Wのオープニングは大変クソく撮られているよな!)
この言葉の意味は、「かなり面白く撮られている」に近いですが、「くそ」という形容詞が使ってるときは、この面白さはパロディー・マネ・悪趣味などの原因で面白く感じることが隠されています。

*1:この句自体はすごく矛盾している気がする