注音文

今日の《聯合報》にこんな記事が:
http://udn.com/NEWS/INFOTECH/INF3/2098909.shtml

注音というのは、中国語の発音を標示する記号で、ちょっとひらがなに似ていますが、用途は発音を標示するだけで、一般の場合は文字として使われていない。(中国ではピンインを採用したため、注音はまったく使われていない。)台湾で、一番普遍なIMEは注音メソッドです。
注音文とは、ネットで文章を入力するときに、手抜きで注音の子音しか入力しないこと。たとえば、笑い声の「呵」を「」に代用すること(正確には「ㄏㄜ」)。
だんだん、すべての常用字を注音文になってきました。たとえば「他」→「」、「的」→「」など。
ネット文化として愛用している人がいる一方、文章を読みづらくなることを感じ、反対している声も。たとえば、「ㄊㄇㄉ」を書くと、「他們的(彼たちの)」か「他媽的(くそっ!)」か、文章があいまいになって分からない場合も多い。
長く書くと、「ㄛㄞ用注音文,因為ㄛ覺ㄉㄏ好玩,打起ㄌㄡㄏ方便。ㄋㄅ覺ㄉㄇ?*1
もうこれを読んでみると、ちゃぶ台返したい。カラカナのみで書いた文学小説を想像してください。


以上の理由で、注音文も禁止してる掲示板も増えてきました。私も注音文反対派です。


ちなみに、中国語Wikipediaでもこんな説明があります。中国で使われているピンインの注音文も詳しく説明されています。ご参考までに。
Wikipediaでは支持・反対の両面意見を客観的に書かなければならないといって、この説明は、徹底的な支持派だと思うのは俺だけ?

*1:我愛用注音文,因為我覺得很好玩,打起來又很方便。你不覺得嗎?」→「私は注音文がすき。面白いと思うから、打つのも便利だし。そう思わない?」……例文といっても、自分の日記に注音文があることにやっぱりヤだ。